統計を取る事を「統計調査」というように、その目的あるいは対象の後に「調査」とつければ「その目的、対象について調べる事」という意味になる。そのような場合、内容的には
研究とあまり差がない。より狭い範囲では、対象に手を加えずにその有り様を記録することで、その点では
実験とはっきりと異なり、
観察に似るが、観察がより広い範囲、あるいは質的な記録を含むのに対して、調査は数値に表れるような対象であることが多い。また、個々の対象に関する記録は観察といわれるのに対して、複数の対象の観察や記録を総合、
統計学的に扱うする過程があるものを調査と呼ぶ傾向がある。
調査はまた、情報収集のことでもある。具体的な作業を行う前には、それが可能であるか、あるいは問題がないかを知り、実行するかどうかの判断をしなければならない。そのためには判断材料となる情報を収集する必要がある。これも調査である。作業が小さければ改めて調査と呼ぶのははばかられるが、作業の内容が大規模であるほど、調査も慎重に行われなければならない。例えば新しい道路を造る際には、自然の面ではその地域の地形や地質について知らねばならず、近年では環境への影響も評価することが求められる。社会的側面ではそれにかかる費用、あるいはそれによって得られる経済効果などが調査によって求められ、それ次第では道路を造らない判断もあり、作るとしてもどのようなものを作るかもこれらの情報に基づいて判断が行われる(べきである)。時には調査の方向を決めるための調査が必要な場合もある。これを予備調査という。