平成不況による
リストラ解雇に続き
非正規雇用の増大で
ワーキングプアが広がる中、資本家に搾取され貧しい労働者が苦闘する姿を描いたプロレタリア文学の代表作とされる『
蟹工船』を若年読者層に分かりやすく紹介しようと
漫画化したのが、同社から2006年11月に刊行された白樺文学館多喜二ライブラリー企画編集・藤生ゴオ作画の『マンガ蟹工船―30分で読める…大学生のための』(ISBN 4894691051)である。2007年に入り『蟹工船』がブームになると、同作の刊行時期はブームの嚆矢、口火を切った位置にあった。ブームが継続する2008年に
講談社から
文庫の一冊として再刊された。