現代美術の世界においては、キュレーターは
展覧会の企画者としての業務が重要である。これは現代美術に携わる現役のアーティストの社会との接点が主として展覧会であり、現代美術と社会の橋渡しをする存在としてキュレーターが重要な位置を占めるからでもある。キュレーターの仕事は、展覧会のテーマを考え、参加アーティストやアート作品を選択し、しかるべき展示会場に、好ましい効果を発揮するようにアート作品を設置し、カタログに文章を執筆することなどである。キュレーターは、
美術館に所属することが多いが、日本の
学芸員とは、仕事の権限・内容が大きく異なるので、欧米の美術館に勤めるキュレーターを学芸員と呼ぶことは不適切である。大学などで美術を教えたり、
美術評論家を兼ねるキュレーターも多い。欧米の現代美術の世界では、美術館や
ギャラリーや財団などの組織に所属しない、独立(
フリーランス)キュレーターという職種が成立している。
ハラルド・ゼーマン () は、そのような独立キュレーターの先駆者の一人であった。